山本先生からメッセージ(会員限定)

残念新型コロナウィルス対策のためレッスン中止になりました。
それを受けて山本先生がメーリングリストに投稿されたメッセージを再掲します。
(4月のレッスン中止が決まる直前にお送りいただいたものです)

ルシオルの皆様へ

予期せぬウイルス問題で外出もままならない生活に困惑されておられると思います。
お陰様で、私の生活もあの東日本大震災の時と同じ生活状況に至っております。お仕事に行かれる方も、また、高齢者の方々と一緒に生活をされておられる方も生活環境に気を配りながらの生活ですので、心休まらないかと思いますが、ぜひ皆んなで乗り切って再開出来る日を待ちましょう!
そして再会できた日には大いに歌って楽しみましょう!

さて、ルシオルが今年歌い始めた曲は何を目的としているのか?をお伝えしてくメールしました。
ルシオルの良いところは「曲に対して、歌うことに対して常に誠実である!」と言うとこです。私はそこが自慢であり、そこが心を揺さぶられるところなのです。
 なので、以前からやってみたかった事に、今歩み始めているところです。
それは「信長貴富の世界」です。彼の曲はとてもメロディックで歌い手や聴衆の心に温かいものを与えてくれます。しかしながら曲そのものはレベルが低くはないため、歌う側の準備の重要さを要求してきます。
 それは正確な音程から創られるハーモニー感だったり、ピアノ伴奏に見られる抑揚の波に乗せられて歌う感情の高まりだったり…。少ない人数でも多い人数でも出来る世界なのです。
第九を少人数で歌っても曲の良さは伝えきれないのとは違って、信長貴富さんの曲集は可能なのです。ルシオルにぴったりなのです。
 今一度、佐藤さんが作成してくださった音取り音源を聴いて頂きながら準備をお願いします。そして楽譜を見ながらインターネットで他の団体の演奏を聞いてみるのも良いと思います。
ルシオルが再び動き始めたその瞬間から、深みのある音の空気の中にいる幸せ感を一緒に味わいましょう。

ある人に言われました「ルシオルの歌には心があるから、ツーンと奥底に響くのですよね」と。今私たちが歩もうとしている方向とは、自分たちの良さを最大限生かせる世界…それが「信長貴富の世界」であると言う事です。よろしくお願いします
再会できる日を心待ちにしている…山本義人